わだばこおもう~つがらーの雑記ブログ~

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「コロナ疲れ」という名の「思考停止」に気をつけよう。

こんばんは。つがらーです。

 

今回は正直すごく残念なことがあったので、記事にします。

 

自分の好きなものに関する内容に特化した記事で、内容も面白かった、ある読者登録をしていたブログがあるのですが、先日、そのブログで更新された記事が衝撃で、読んで思ったことがあるので、今回はそれを記事にしようと思います。

 

 

衝撃的だった記事の概要

 

当該ブログ記事の直接の引用は、そのブログの信用を落としたいわけでもなんでもないし、考え方は人それぞれでもあるので避けます。

 

が、簡単に中身を言うと

 

「コロナは心理戦で、人々の行動を抑制しようとするのが悪い。だから積極的に旅行に行っていることを発信して、旅行を推進しよう。「来るな」のメッセージ発信をやめよう。」


といった内容。
(あくまで私が読んだ結果の解釈です。感じ方はひとそれぞれですが、自分にはそう取れました。)

 

記事の中には

「(人々が)コロナに飽きた」

的な内容が書いてあるし、結論では

「コロナ克服は心理戦」

「国内のコロナは終わりが近い」

的なことが書いてあります。

 

私と同じような思考回路の読者の方は、この時点で「は?」と思ったと思います。

以下、疑問に思った部分への個人的な考えを書いていきます。

 

なおここから先、ある種の考え方へのやや苛烈な批判を含みますので、お読みになる場合はご注意ください。また、あくまでもつがらー個人がそういった考えをどう思うかについての話であることを申し添えます。

批判的な記事が嫌な方、読んでいる途中で不快だと思われた方は途中で読むのをやめることをお勧めいたします。
お読みになった結果、不快になられたとしても、当方としては責任を負いかねますので悪しからず。

  

 以降の内容

 

 

 

①「来るな」には理由がある。

 

そもそも沖縄などの一部地域が「来ないでくれ」と言っているのには理由があったわけです。

 

医療体制・資源には地域差があり、有事の際の余力は地方(田舎)になればなるほどありません。人やモノと同じで、医療体制・資源も都会に集中するからですよね。

事実、感染拡大が止まらず余力がなくなってきたため、沖縄には支援の手が差し伸べられるようになりました。

www.msn.com

 

新型コロナが流行った代わりに、熱中症が減る訳でもなければ、定期的な診察や投薬、手術等が必要な人が減る訳でもないので、当然のごとく地方では医療体制が都会に比べ急速に逼迫する。

沖縄の現状がそれを不幸にも示しています。

 

「来るな」というのを止めろというのは別に勝手ですが、それを沖縄に住んでいる方や今感染拡大防止に苦労している地方に住んでいる人に言えますかね?それで地方の人が納得するでしょうか?

 

②コロナに飽きた??

 

「コロナに飽きた」

それは皆同じ。辟易してますよ。

ただそれ、医療従事者をはじめとした最前線で働く人に言えますかね?

最前線にいる人は「飽きた」などと言っている暇はなく、常に向き合う必要があります。それがたとえ望まざるものでもです。どうしても嫌なら仕事を辞めるほかない。

そういう人に向かって「もうコロナについて考えるのは飽きた。勝手にさせてもらう。」って面と向かって言えますか?

 

はっきり言って「飽きた」というのは「何が正しいのかわからないし、考えるの面倒くさいし、面白くないからうだうだ考えるのやめて好きなようにしよう」っていうのと同義で、自己中心的かつ短絡的思考の表れだと思います。

 

コロナに限らず、「飽きる」というのは「興味がなくなり、それに関する思考や行動を放棄する」ということです。

 

つまり、「飽きた」といっている人の思考は、そう思って言い出した時点で停止しているので、アップデートされません

結果的にそういう人から出てくる内容は

「それまでの自分の経験とそれから導き出した答え」

のみです。それが間違っているとはいいませんが、その人が「飽きた」といったモノを取り巻く環境やそのモノ自体が変化しても、「飽きた」といっている人の中にあるモノはその時点で固定され、再度本人が興味を取り戻し、向かい合わない限り、その人の考え方には変化がありません

 

別に個人的な趣味でとどまる話なら別に問題ないでしょうが、こと何も落ち着いてなどいない新型コロナに関しては非常に危険だと思いますね。

 

結果的に、「心理戦だ」「終わりが近い」といった発言が飛び出してくる。

こんなの、

「新型コロナは風邪と同じ。マスクもいらない。」

「国家の陰謀だ。実在しない。」

と言っているのと何ら変わらないと思います。

内容がやや違うだけで、どこにもそれを示す根拠がなく、ただ現実から逃げ、楽観視しているだけのようにしか思えません。

 

それに根本的な話、あることに「飽きた」といっている人から、その中身を詳しく聞きたいと思いますか?

本当に有益な情報が得られると思いますか?

私なら「飽きた」人ではなく、「今それに打ち込んでいる、向き合っている、楽しんでいる」人に話を聞きますね。

 

③心理的な面がないとは言わないが、その結論の意味をわかっているか?

 

とはいえ確かに、

  • 感染拡大防止をあきらめる
  • 感覚が鈍化して、感染拡大に気を配らなくなる

といったような心理的な変化が大多数の人間に起これば、結果的に誰もコロナを気にせず生活するようになるので、コロナに伴う騒動は見た目上終わりますから、そういう意味では心理戦です。

 

しかしそれは、(少なくとも現状では)感染拡大防止に成功した結果得られたものではありません。

ワクチンもいわゆる特効薬もない現状でそれが推し進められれば、私が以前記事にしたような自然淘汰の原則に従う結果もあり得ます。

↓ 過去記事はこちら

tsugarer.com

 

個人的な旅行に対する思い

 

私自身も旅行は大好きで、車より公共交通機関を使用することが圧倒的に多いので、また飛行機や電車などに揺られながら、観光をしたいというのが本音です。

また、そういった関連のお仕事についている方の苦労を思うと心苦しいところもあります。

また、今までも新型コロナを甘く見てはいけない的な記事を書いていますが、別にコロナの感染拡大を恐れて何でもかんでも緊急事態宣言の頃のように 自粛すればいいとも思いません

 

なので必要な感染対策をした状態であれば居住している場所の県内にある温泉や観光名所、施設などに行くのは良いだろうと思います。経済的な観点からもそうでしょう。

 

しかしここから先は居住地によって変わるでしょう。

東京をはじめとする感染拡大地域に住んでいるのであれば、可能な限り自粛しておく方が自身の身を守るためにも得策ですし、当然他県への移動など、自分が感染拡大の発端となるリスクをわざわざ背負いにいくのと同じなので言わずもがなです。

 

逆に非感染拡大地域に住んでいる場合、県外移動は向かう先が非感染拡大地域であれば積極的に推進するとはいえないまでも、許容されるのではないかなと思います。
感染拡大地域への移動は控えるべきでしょうが…。

 
ここで良く差別だとかいう人がいますが、差があって当たり前、対策とはそういうものです。

 

そもそも大都市はこういった感染のリスクはもとから高い地域なので、たとえ地方であっても都市とそうでないのとで差が生まれるても至極当然であり、差別でもなんでもないと個人的に思います。

 

そもそも環境が違う以上、平等はないのです。

 

はっきり言って旅行とは別に遠方に行くことだけではありませんし、意外と居住地というのはいつでも行けるという思いから、灯台下暗しで、行っていない近場の観光地が沢山あるものです。ある意味、こういう状況下は近場を見直すいいチャンスです。

 

また、たまに行くとこがないという人もいるのですが、自分の住む地域の観光地に行きつくし、それを人に紹介できるくらい理解してるんだよね?と聞き返したくなります。

 

結局は旅行をどう考えるか、コロナによる規制を縛られていると考えるか、今だからこそできることがあると考えるかという違いでもあるでしょう。

 

結論

 

つまり、近場の移動が許容されるようになったからといって、国内旅行を全面的に許容すべきだなんていうのは議論が飛躍し過ぎであり、それに至る過程として「コロナに飽きた」、「心理戦だ」というのはお話にならないと思います。

また、よく「コロナに飽きた」とか「コロナ疲れ」とかいう人がいますが、上記のようにそういったことを言っている人の思考は停止していると考えた方が良いですし、そういった場合、大抵が楽観視して話を進めていくので、こういう抑圧された環境でストレスを抱えている時には良い話に聞こえやすいので注意すべきでしょう。

はっきり言いますが、本当に楽観視して良い状況なら、WHOや行政、医師会などの組織が注意を呼び掛けることはありません。そもそも政府組織には感染症の専門家が入っているのですよ。

 

感染拡大を恐れてされている行政の施策を批判するのも、それと完全に逆行する理論を並べ立てるのも勝手ですが(一部対応については批判したくなる気持ちも正直理解しますが…。)、それをするなら彼らを論破できるだけの根拠を示していなければ話になりません。

 

色々と不自由なことも多い今だからこそ、気持ちのいい楽観的思考に流されないように気を付けたいもので、そうならないための一つの方法は
「飽きた」といって思考を放棄しないこと

ではないでしょうか?

 

 

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